泣き出してしまった僕を見て、本当に困った顔して溜め息を吐くのぞみ。
のぞみはいつもの口調に戻っていた。
さっきまでの警戒した雰囲気はなくなったけど、僕との距離は保ったまま。
「…思い出しちゃったんだよ、全部。一年間、私が何処で何してたか…。私はもう、今朝までの私じゃない。望月のぞみじゃない。」
いつもの声の調子だけど、どこか悲しそうに告げるのぞみ。
「…なに…言ってるの…?」
のぞみはのぞみだし!
突然人間じゃないとか…望月のぞみじゃないとか…一体何が言いたいの!?
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