まるで、自分を嘲笑するかのように笑う。



「……は……?」



ちょっと待って…意味が解んないよ。


人間じゃないって…誰が…?


のぞみ…が…?


何、言ってるの!?



「だからさ、人間じゃないんだよ私。だから一緒に帰れないって。」



溜め息混じりの、少し投げやりなのぞみの声。



「…のぞみ、マンガの読み過ぎだよ…冗談キツいよ。いくら僕と一緒に居るのが嫌だからって…っそんな嘘…っ!!」



そんなに嫌がられてるのかと思って、もう僕は半泣き。



「はぁ…泣かないでよ。嘘じゃないから困ってんでしょ。」