「…どう…してなの……なんで…っ」
思い出したくなんか、なかった。
さっきまでの幸せな気分から、ドン底に突き落とされた。
「直樹……もう、会えないよ…っ」
そう思うと。
胸が鷲掴みにされたみたいに痛くって苦しくって…ボロボロ涙が溢れた。
思い出さなかったら、今朝みたいにずっと笑っていられた…?
傍にいられた…?
でも…いつかヤツらに見つかって、そしたら直樹に迷惑がかかる。
そんな事は避けたかったのに。
あの時…やっぱり死ぬべきだったね。
ほんとバカだな、私。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…