僕は予定していた通りのお店に向かった。


そこで以前からのぞみに似合うだろうな、と思ってたリングを買った。


勿論、僕もお揃いで自分のを買った。



「サイズはこちらでよろしいでしょうか?」



「はい、また合わなかったら直しに来ます。サプライズで渡したいんで。」



「きっとビックリされますね、彼女!」



店員さんがにっこりと笑う。


僕は照れ臭くなって、真っ赤になってしまった。


どうか、カッコイイ僕でちゃんと渡せますように。






自分の左手の薬指に、早速指輪を嵌めた。