「はいはい、解ったから。早く行っといでよ。」



まだ呆れ気味なのぞみ。



「ん。じゃ…行ってきますのキスして?」



そう言うと、のぞみの顔がパッと赤くなって。



「バ…ッバカなこと言うんじゃないわよ…!」



声のトーンが下がる。


うわっ怒らせたかな!?



「そっそうだよね、ごめん!行ってきます!」


慌てて行こうとしたら、腕を掴まれて引き寄せられて…。



――ちゅ。



背伸びして、軽く口付けられた。


か…っ可愛い…!!



「…ほら…っ…早く行きなよ。」