夕飯の献立は
ご飯に味噌汁
それに肉じゃがだった。


「いただきます」


やはり
誰もいないと
分かっていても
言ってしまう。


...あの日に、
また戻れる気がして。


そんなことを
ぼんやり
考えていると
お皿の中身が空になったので
流し台にお皿を置き
お皿を水につけた。


風呂に行く
時間だったので
お湯を張ったり
部屋着を持ってきたり
準備をした。


毎年この季節は
半身浴していたので
暇つぶしにと
携帯を持ってきた