そのうち
日も暮れ始め
親友と別れた。


「分かんないことあったら
遠慮なくメールしてね♪」


「ありがとう!
じゃあまたね♪」


携帯をカバンにしまい
家路をたどり始めた。


「ただいまぁ」


誰もいない家に
ひとり虚しく言ってみる。


誰もいないと
分かっていても
孤独を感じてしまうのを恐れて
毎回言わずにはいられない。