コア、か……
そういう言い方もあるんだな…。
うんうんと深く納得してしまった。
「そういえば颯太先輩は……って」
この人自分でオタクだって暴露したんだったーー!!
ここにいる目的は明らかにオタクの買い物を……!!
「ん?俺はこれを…」
颯太が手にしているのは、やっっぱりライトノベルだった。
なになに?『ツインテールメイドのヒメゴト☆』だって?
「いやーーーーんやっぱりオタクー!!」
……って、
はっ!!!!
何あたし普通に颯太先輩と会話しちゃってたの昨日あんなことがあっておきながら!!
すぐそばに感じた颯太の息づかい、声。
耳に少し触れた、颯太の指。
一気にフラッシュバックして全身粟立った。
「……と、これを下見に。」
内心大パニックになっているあたしをよそに、颯太はひょいと別のものを見せてきた。