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ーー
「…ナニ死んでんの?」
机に突っ伏して哀しみを全身で表していたところ、こっちゃんの怪訝な声があたしの頭に降ってきた。
あたしはおもむろにに顔を上げて口を開いた。
「ケータイ、忘れた…」
それを聞いた途端、こっちゃんはやれやれと肩をすくめて見せた。
「もう~、超・携帯依存性じゃん。
ていうか、いっつもケータイ持ってて何してんの?」
「何って……」
特にいつもしている事というのははっきりしていない。
メール確認したり、ネット使ったり。
何とはなしに画面を眺めては閉じたり開けたり。
ないと、かなり落ち着かない。
「…いろいろ?」
首を傾げて答えると、こっちゃんは大仰なため息を吐いた。
「困ったお姫サマねー。
昨日は『平野が見知らぬ男子と帰っている』って男子を狼狽えさせたと思いきや、当の本人はケータイ無くて落ち込んでるし。」
「え、誰それ?」
「昨日、美保 聡お兄さんと一緒に帰ってたでしょ?兄妹ってこと知らない輩がほとんどなのよ」
「……」
「かと思えば今朝は颯太先輩と一緒に登校して来てるし。美保の周りはイケメン揃いか。」
「えええ!!なにその情報の伝播の速さは!?ていうか兄ちゃんイケメン!?」
心底驚いて思わず大声で反応してしまった。
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「…ナニ死んでんの?」
机に突っ伏して哀しみを全身で表していたところ、こっちゃんの怪訝な声があたしの頭に降ってきた。
あたしはおもむろにに顔を上げて口を開いた。
「ケータイ、忘れた…」
それを聞いた途端、こっちゃんはやれやれと肩をすくめて見せた。
「もう~、超・携帯依存性じゃん。
ていうか、いっつもケータイ持ってて何してんの?」
「何って……」
特にいつもしている事というのははっきりしていない。
メール確認したり、ネット使ったり。
何とはなしに画面を眺めては閉じたり開けたり。
ないと、かなり落ち着かない。
「…いろいろ?」
首を傾げて答えると、こっちゃんは大仰なため息を吐いた。
「困ったお姫サマねー。
昨日は『平野が見知らぬ男子と帰っている』って男子を狼狽えさせたと思いきや、当の本人はケータイ無くて落ち込んでるし。」
「え、誰それ?」
「昨日、美保 聡お兄さんと一緒に帰ってたでしょ?兄妹ってこと知らない輩がほとんどなのよ」
「……」
「かと思えば今朝は颯太先輩と一緒に登校して来てるし。美保の周りはイケメン揃いか。」
「えええ!!なにその情報の伝播の速さは!?ていうか兄ちゃんイケメン!?」
心底驚いて思わず大声で反応してしまった。