モグモグ・・・・


「まあ、普通ね」


「うん。思ってよりは全然大丈夫」


「何よ!!!二人そろってその感想!!」


「つまり、美味しくもなくまずくもなくってこと」

ウンウンと亮も怜香の意見に首を振る。


「なっ何よ!!!どうせ下手よ」

「まあまあ」
亮は凜を慰める


「そんなことでは昂さん落とせないわよー」


「かっ関係な」

「何その話??」


「ちょっと!!!割り込ま」

「凜が昂さんを惚れさすんだってー」


「兄さんを!?・・・・・・・何それ?すっごく面白そう」


「でしょ!!」

二人はニヤリと黒い笑みを浮かべていた。凜は最初は自分の話を聞いてくれないことから黙っていたが、後半は二人の不気味な笑みに怯えていた。

放課後デートをすることを聞いた亮は凜の準備のことを相談したかった。なので、

「凜、忘れてたけど御飯食べ終わったら科学室に来るよう凜の担任から言われてた」

アハッ☆って顔で亮は嘘を言った。素直な凜はすぐに騙される。

「はぁーーー!!!何で忘れるの!?ありえない?!うちの担任どういう人か知ってるでしょ!?」
と言いもうスピードで走って行った。