中村先生の部屋へ入った

一人暮らしなんだろう
皿も洗い場に積み上げて
カップラーメンの空が
いくつもあった


部屋はわりと綺麗だった

「待ってろお湯入れるから」

「はい」


中村先生が学校に
移動してきた時ははまさか
中村先生の家に来るなんて
思いもしなかった


そしてお風呂にはいって
一服しようとした

「おいおい俺の前だろ」

「今日だけ!ね?」

「しょうがない.あっ腹減っただろ?
カップメンしかないけど…」

「あたし作るよ」


「え?お前作れるのか?」

「任せなさい」


あたしは冷蔵庫のありもので
雑炊をつくった

ニラと豚肉しかなかったので
それを入れた



「うまっお前いい嫁になれるよ」


「ぢゃあ先生のお嫁さんにして?」


「ばーか俺はもっとブスがいい」

「先生の馬鹿お世辞がうまい」


「あはは」



そして皿洗いもした

普段はしないけど
いいお嫁さんになれると
言われて少し嬉しかった