後ろから車の光がさした

まことかな?と振り返った


車はそのまま通りすぎた


なんだ違う人か
まことぢゃなくてよかった


その車は少し前でUターンした

誰?



車の窓があいた

「お前こんな時間に何してんだ」


「中村先生」

なぜか運命を感じた(笑)


「とにかく一回乗れ」


「……はい」


車にのった


「俺の飲みかけだけど」

そういって暖かいコーヒーを
くれた


中村先生は
何も聞かなかった

あたしの格好をみたら
何があったかなんて
わかったのだろう



「中村先生?」


「お前臭い」

「え?なんで?お風呂入ったよ
…あっシンナーか」


「最近お前学校で見たいと思ったら
そんなことしてたのか」


「ごめんなさい」

「みんな心配してたぞ」


「…」

「まぁそんな格好で帰ったら
親心配するだろ
一旦俺の家でシャワー浴びろ」


「はい」


そのまま中村先生の家へいった