「おーい麻衣ー」


誰?恭平か
眠たいのに

恭平はあたしをさすって
起こしてきた


「もーなん?眠たいの」


「次美術!移動教室だって
香里奈達先行ったよ?」


やば忘れてた・・
サボろ

「サボる」



「またかよ!なら俺もサボろ〜」



あたし達は屋上へといった



「眠たい〜」


大きなあくびをしたら
恭平が笑って頭を撫でてくれた


「ねーあたし達続くと思う?」


なぜかこんな事を口にした

「ばーか!そんな事聞くなよ
付き合ってまだ一日だぞ」


「だよね!まっ頑張ろっか(笑)」



「麻衣に言われんでも頑張る」


あたしたちは
ラブラブのよーな微妙な会話を
しながら空を見上げていた


「お前らまたサボりか」



・・・・・へ?


「中村先生!サボりっすよ!」


「お前ら仲がいいの」


先生と恭平が話していた



「あっ俺ら付き合ったんすよ!」


「お〜おめで(と言いかけた時)」

「付き合ってないよッ」


あたしは思わず
口に出た

「はぁ〜?お前何いってんの?」

恭平が少し切れた感じで言った


「あっえっと」


「本当お前らは付き合ってすぐ
喧嘩かっまっ仲良くやれよ」




「ほいほーい」



あたしはまだあの時
‘付き合ってないよ’
ってなぜ否定してしまったのか
まだ全然気づいてもなかったよね