廊下の端に栞と楓が見えた
あれ?由真どこいったんだろ


「あれー?栞ー由真は
どこいったん?」

「それはこっちのセリフ
あなたは今までどこに行ってたんですか」


「あっあたし?屋上
大谷と話してた」


「おっと恋の予感?」
楓がちょこっとあたしの
顔をのぞいてきた


「はぁ〜あたしがあんな奴に
恋する訳ないぢゃん」

とかなんだかんだ
話してたら

「麻衣〜大谷達が麻衣んこと
話してたよ〜」


またあいつ何を話してたんだろ

「え?なんていってた?」


「えー何か楽しかったとか
メアドゲットとか狙うとか
なんちゃらかんちゃら」

「なんちゃらかんちゃら
って何だってば」
楓が突っ込みを入れた



「よし決めた麻衣と大谷を
付き合わせる大作戦」

と栞と由真がはしゃいで言った


「やだよー」
あたしは二人に飛びついて
叫んだ


でも.....
あっまたあたしの悪い癖
気になりだしたらすぐ
気になるタイプ
あーこれから大谷意識しちゃうぢゃん

あたしはため息をつきながら
席に座った