亜也「あ……会いました」
景「なんだぁ(笑)真緒くんにはあったんや」
亜也「……?」
には?
亜也「……」
景「剣くんとはあわんかったん?」
亜也「……いえ」
あたしは手をぎゅっと握った。
景「……剣くん前に真緒くんに恋人取られちゃったから、てっきり真緒くんが好きな亜也ちゃんに手だしてるのかなって……」亜也「……」
恋人……とられた?
亜也「あの取られたってなんで?」
景「剣くんがスタジオに連れてきたことがあったんやけど、そこで真緒くんと剣くんの彼女さんが話盛り上がっちゃって、彼女さんが剣くんをフった感じやなぁ……」
亜也「……」
そう……なんだ……。
景「それからその子いなくなってん」
亜也「!」
え?
亜也「え……?」
景「自殺してもうてん」
亜也「!!?」
亜也「な……んで自殺したんすか……?」
景「さぁ………わからん……葬儀には真緒くんと剣くんが行ったみたいやけど、その子、亜也ちゃんにそっくりやねん」
亜也「あたしにですか……?」