剣道?テニス?

と疑問の声がクラス中であがっている。

坂本先生が
「井上、どっちの部活に入るんだ?俺は剣道部の顧問なんでね●入ってくれたらうれしいな」
などと言っている。

私は、
「私はこの学校の弱小テニス部になんて入るつもりは微塵もないですから。比べてこの学校の剣道部の実績、相当の力があるはずですね。もちろん、、、剣道部です。」


へー などと声があがる。

そのときは何にも気付かなかった。

獲物を狙う蛇のような目で私をみる男の存在に。