「じゃあ何に生まれ変わったら平和に過ごせるの?」

「平和にって…。」

そもそもいきなり生まれ変わったらの話が出てきたこと事態謎なんだけど。


俺は幼なじみと逆で空を見ずに校庭を見下ろして考えた。

勿論、独り言なんて言わない。



「‥木だな。」

「何が?」

俺の一言が理解出来なかったらしい。

せっかく答えてやったのに。


「そうだな。出来れば世界遺産指定地域に生える木だな。」


「まさかそれが答えじゃないよね?」


‥素直に信じろよこのマヌケ。