「痛っ・・・。
かわいくなくてけっこう!!
それより、気安く触んないでよ」


あたしは頬を引っ張られている状態でフガフガ言って、


聡の手を振り払い、


人差し指を聡の顔に突きつけ


「それに。
言っときますけど。
学校でも。
気安くしゃべりかけてこないでよね。
親の再婚も、絶対内緒だからね。
わかった?
榊原くん!!」


ビシっと言い放った。