「いってらっしゃい。
親父によろしく」


目の前でママに手を振る、超がつく美少年は。


「今日の宿題、もう済んだ?」


勝手にスリッパに手をかけ、


「オレの部屋、どこ?」


肩にバックを乗せる格好で振り返り、


「でも、あんたと姉弟とはね。
ラッキー♪」


軽く口笛を吹いた。