「ちょっと待て。
エプロン置いてけよ」


聡は後ろからあたしをつかまえ、

エプロンの前リボンをキュッとはずす。


そして、あたしからするっとはずしたエプロンを器用に自分のウエストに縛り、


「どう?
親父にしか見せたことないエプロン姿.
激レア」



親指を立て、


片目を閉じて、二カっと笑う。