「雫。
反応が。
超かわいいんですけど」


甘く揺れる榊原聡の声と。
あたしの頬にかかる手。


ひゃっ。
ギュッと目を瞑ったとき。


「雫。
案外。
オレのこと、好きでしょ?」


意地の悪い声が降ってきて。


「だって。
その証拠に。
全然、嫌がって、ない」


目を開けたあたしの前で。


榊原聡は、超超超生意気な顔をした。