「いいよ。
別に。
本当の姉弟ってわけじゃないんだし。
踏み越えちゃおっか」




誘うような甘い光を瞳に浮かべ




「ねぇ。
雫。
オレのこと。
聡って呼んでみてよ」



至近距離で、低く甘く囁く。



「そしたら。
ためらわずに、
キスしてやるよ」