「所詮さ。
あたしの聡くんへの想いは、憧れで。
恋ではなかった・・・って、ことかな?」


恵はサバサバそう言ったけど。


あたしは、あの時。


犬を怖がる聡を見て、かわいいと思ったよ?


この人にも苦手なことがあるんだ~って、逆に、身近に感じたよ?


でも・・・さ?


恵が


「あーあ。
次捜さなきゃ」


そう言って、のびをするのを見ると・・・