「超イケメンでしょ~!!
ママも若かったら、聡くんの方がよかったのに♪」


ママはウキウキとした声をだし、


「でも。
イケナイこと、しちゃダメよ~?
聡と雫は姉弟になるんだからっ」





この現場を見てるかのように

あたしを現実に引き戻す。



・・・さすが、ママ。

なんでも、お見通し!?



言いたいことだけ言って、知らないうちに切れてたケータイを見下ろし、


「そうだ・・・よ」


あたしは聡を見上げた。