「聡。
姉弟として、仲良くしようって言ったじゃん?」


ポロポロこぼれるあたしの涙を聡の指がすくい、


「なのに・・・。
姉弟できないって言ったじゃん?」


そのままあたしの頬に手を添える。





その手のぬくもりに


“ねぇ、聡は。
あたしのこと、どう思ってるの?”


聞きたくて。




だって
はっきり言ってもらわなきゃ
わかんない。