「聡くん達の出番、もうちょっと後だから、飲み物もらってくる」


そう言った恵と幸に、


「あ・・・あたし。
ちょっと外・・・でてる」


そう言ったのは、

うるさかっただけじゃなく。

優等生で通ってるあたしが、こんなとこにいるのが許せないんじゃなく。



ここにいる人達全員が、聡を見るんだと思って、ちょっと、くやしくなったから。