黒あくまのドス黒い笑みを見て、イライラがワナワナに変わって、



“あんたがあたしの彼氏?
冗談でしょ?”



爆発寸前、プルプル震えるあたしに、



「ごめんね。
雫」


トタトタ走ってきた恵と幸が手をあわせる。


「さっきは助けてあげられなくて」


・・・って、もう、いいよ。


やっぱり
あたし達、友達だよね?


手と手を取り合った瞬間。