「や・・・。
やめ・・・」


顔を手で覆った瞬間。


「ぷっ!!」


ふきだす声が聞こえて、


おそるおそるはずした手の上、


「あーあ。
真っ赤になっちゃって。
思った以上に、純情だね?」


くるくるの大きな目を細めて、


男の子はおかしそうに笑いながら、身を起こし、ソファに片膝を立てた。