あたしは和室に足を踏み入れ、

隅っこに重ねられているお布団にもたれかかった。



そこからは、
もちろん
気のせいだけど
聡の香りがするようで。



なんかとっても安心できて。




それなのに、

「寂しいよぉ・・・」

涙がこぼれた。