「だから。
勉強教えてよ」


「へ?
勉強?」



急に真顔になる顔とセリフの意味についていけなくて。


・・・勉強したいのかな?
・・・それは協力しないと・・・かな?


バクバクの心臓のまま座ったソファで



「かわりに。
オレが、男を、教えてやるよ」



挑発的な
甘くきらめく瞳で、
そう、言われた。




こんな危険な弟と二週間も、一つ屋根の下?


ママのばかっ。


あたしが欲しかったのは、こんな弟じゃないっ!!!