「ひゃっ!!」


突然冷たいコップを当てられて、飛び上がったあたしに


「いちいち、新鮮で、かわいいねぇ♪」


榊原聡は目を細め、


「好きに、なっても、いい?」


あたしの背中をスーッと指でなぞった。


「!!!!!」


「あー。
でも。
君の返事、待つ余裕ないな?」


やけに色っぽい声が耳元で響き


あごにかかる手に、心臓がバクバクして。


「オレのキス。
気持ちいいよ?」


寄せられる顔に


すっごい美形・・・なんて、ポっとして。