目を見開くあたしと
ざわつく周り。


予想以上の敵意の目が全身に突き刺さる。


じ・・・冗談・・・でしょ?


その周囲の視線の陰湿さにおびえながら


「む・・・無理・・・。
ママに怒られる」


声を絞り出して、やっとのことで答えたあたしに


「へぇ。
じゃあ。
君の友達も一緒でいいよ?」


聡は、えくぼの出るかわいい笑顔であたしにせまる。


ば・・・ばか。

聡!

いったい、何考えてんの?