でも、
隣の席の聡を睨もうにも、

女の子達に埋もれて、
その姿はとうに見えなくて、

あたしは多大なあきれと、
若干の憧れの視線を騒ぎの中心に向け、
立ち上がった。



『今日さ。
誰か泊めてくんねぇ?』

なんて、ばかみたい。

一生うちには、帰ってくんな!



でも・・・。


こんな騒ぎを引き起こせるなんて、
榊原聡
やっぱりただ者じゃないないよなぁー。