「・・・やっ・・・」


聡、何か怖いよ。


手を振りほどこうと、
体に力を入れ、
目を瞑った瞬間。




「雫のさ。
もっともっとかわいい顔を、
見たくなって当然だろ?」




低く冷たい聡の声と


唇に触れる優しい感触。