「・・・やっ・・・」


はおっただけのはだけたシャツ。


とても直視できなくて、
顔を横に向けるあたしに


「バーカ。
何が“嫌”なんだよ」


聡はあたしの手首を引き寄せ、
体が触れないギリギリのところで寸止めして。


「そういうのが。
男を煽るってわかんない?」


冷めた冷たい声をあたしに落とす。