「何だよ。
学校行くんだから、
着替えて当然だろ?」



あたしにチラリと流し目を向けて、
聡が脱いだTシャツを下に置き、
代わりに、
制服のシャツをバサッとはおるところだった。



「雫さ。
いちいち過剰なんだよ。
反応が」


冷めた冷たい声と共に、
ペタペタ聞こえる足音。


聡の気配を感じた瞬間。


両手首をつかまれ、
目を隠してた手をグイっと横に広げられた。