「ち・・・違う!
誤解だって。
行ったのは、昨日のこと謝ろうと思ったからで。
抱きついたのは、不可抗力っていうか。
おばけが・・・」



「へぇ。
面白い言い訳だね」



聡は唇をペロっとなめてから



「一晩中。
オレの手握ったまま、
放さなかったくせに」


テーブルに顔をつけて
あたしの顔をのぞきこむ。