あたしは文句を言うばっかりで、
頑張ろうとしてくれた聡の気持ちなんか、
全然考えてなかった。



ごめんね。
聡。



あれからずっと、何の物音もしない1階の和室。


聡、どうしてるかな。

あやまりたいな。



聡がすごくすごく気になって、
あたしはベッドから抜け出し、
パジャマのまま音を立てないように気をつけて、
階段を下りた。