今日も、憂鬱な一日の始まり。


「侑子お嬢様。お食事の準備ができております。お目覚めになってください」
こういうのは、毎朝私を起こしにくる人。名前なんて知らない。知る必要もない。




ご飯食べて、着替えて、学校へ行く。


もちろん車。しかも値段のとっても高いやつ




私はそれがいやで、徒歩で学校へ行きたいといったことがある。
でもその時パパにものすごく怒られた。



「怪我でもしたらどうするんだ!」



って






でもね、パパは、私が大切なんじゃない


私の《血筋》が大切なの



私自身は必要とされてない。






されたことなんて・・・ない。