ガチャ


「蓮兎っ!!」

音楽室の扉を開けるとそこには蓮兎と百瀬さんの姿が


ギュッ…


思わず蓮兎に抱き着いた私

「愛、瑠…?」

心配そうに私の名前を呼ぶ蓮兎

「…愛瑠、どうした…?」

蓮兎がもう一度聞く。


「…だって、百瀬さんと、二人きりだったから…心配で…」

言葉が途切れ途切れになっちゃったけどちゃんと聞いてくれる蓮兎

「バカ…っ。俺、愛瑠以外の女、興味ねぇよ?」

私に囁くように言う蓮兎

「…でも」

でも本当に心配だったんだもん…

蓮兎が百瀬さんにとられちゃうんじゃないかって…

本当に心配だったんだもん…

「ヤキモチ?」

クスッと笑う蓮兎

「な…っ!」

「だってそうだろ?こんなに涙目になるほど俺をとられたくないって事だろ?」

いつものドSスマイルの蓮兎


「蓮兎のばか…っ!本当に心配だったんだもんっ!!」