「それは俺たち三人の気持ちを伝えようとしただけ。だって俺たちが愛瑠の事好きなのは本当のことだし。」

冷静に隆哉が言う。

「そ、そうなんだ…。でも、なんかごめん…。三人の気持ちには答えられなくて…。」

凄い申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ。

「謝んないでよっ。俺たちは愛瑠が幸せならいいよ。」

頭を撫でながら隆哉が言ってくれた。

顔を上げるとみんな笑顔で頷いてくれた。

「…みんな~。ありがとうっ。」

本当にありがとう。

もう感謝の言葉しか出て来ないよ~。