家に着いてから私は早速行動に出たんだ。
まずは隆哉と琢真と杞憂に『蓮兎が好きだ』って言おう。
「じゃあね、愛瑠っ。」
夕食が終わり、みんなが帰ろうとしている。
今だっ!
『隆哉っ』
小さな声で隆哉に話す。
『愛瑠、どうしたの?』
隆哉が気を遣ってくれて小さな声で答えてくれた。
やっぱりお兄ちゃんみたいだぁ。
はっ。
いけない、いけない。
隆哉にちゃんといわなきゃ。
『あのさっ、後で蓮兎にばれないように杞憂と琢真の三人で私の部屋に来て欲しいんだけど…』
『わかった。後で三人で行くよ。』
笑顔で言った隆哉
『じゃあまた後でね。』
私の頭を撫でながら言ってくれた。
ありがとうっ、隆哉。