「そう…?愛瑠が大丈夫っていうならいいけど、何かあったら携帯で呼んでねっ。」

「俺はどっかの誰かさんみたいに女の苦手なものにつけ込んでどさくさに紛れて手を繋ごうなんてしないけどな。」

「妬いて女の子に八つ当たりする奴に言われたくないな~。」

「てめ~っ。」

「なんだよ。」

「…はぁ、こいつら。」

火花が散ってる二人を見てため息をつく杞憂

「愛瑠、琢真、このばかほっといて行くか。」

「そうだねっ。愛瑠、行こっ。」


パシッ


琢真と杞憂が私の手を掴む。

そして
二人ともダッシュ~?


「ち、ちょっと、二人とも速いよ~。」