「隆哉くんっ!!」

茉巳の目がキラキラしてる。

アレ…?

先輩じゃなかったの?

「じゃあ愛瑠♪頑張ってね♪バイバイっ!」

「うん。バイバイっ。」

「じゃあ行こうっか。」

「うん。あ゛…。隆哉、ごめんっ。今日、バイオリンの習い事が…。」

「そっか。帰り何時くらいになる?」

「8時くらいかな。」

「じゃあ迎えに行くよ。」

「大丈夫だよっ。夜、遅いし…。」

「そんな遅くに女の子を一人で歩かせる訳には行かないでしょ。」

「じゃあ、お願いします。」

「うん、じゃあまた後でね。」