「…なんで、そんな不安そうな顔すんだよ…。」
「え…?」
戸惑う私
「…なんでそんな泣きそうな顔すんだよ。俺の事、信じられない…?」
悲しそうな顔の蓮兎
『そんな事ないよ』って言いたいのに声に出すことができない…
「…なんで、何にも言わねぇんだよ。そんなに信じられないかよ…。」
「ち、ちが…」
やっと声が出たけれどもう遅かった。
「もういいよ。」
そう言って部屋を出てしまった蓮兎
「蓮兎…っ。」
蓮兎の名前を呼んだけれど蓮兎に届かなかった。
「…ひっく、ぐすっ…。」
涙が止まらないよ…。
蓮兎…