そんな事を考えながら
次に聞く曲を考えながらiPodをいじっていた。

次の駅に着いたことを知らせるアナウンスと共に
扉が開いた。

開くと共に
黒いヘッドフォンを付けた
男の子が入ってきた。

そのヘッドフォンから音が漏れていた。


常識ないな

なんて思いながらその音楽を耳にする。


……ん?これって…

今まさに自分が聞いていたのと同じだった。


『○○○だ!!』

思わず曲名を口にしてしまい
恥ずかしさでうつむいてしまう。

「クスッ。この曲知ってるの?」

今まで聞いたことのないような
甘い声と一緒に茶髪の頭が上がった。