すっかり通いなれた道を風を切って走り抜ける。 鈴々香は俺の腰に手を回してピッタリとくっついている。 これが俺の唯一の楽しみ! 同じクラスとはいえ二人の空間が全くないからな… なんて思いながらふと時計を見ると… 俺の背中に冷や汗が伝った。