入学式は終わり新しい教室に入る。
真ん中の列だけど席は一番後ろ。
かばんを置いて机に顔を伏せた。
しばらくすると携帯が光った。
ディスプレイをみると
ー隼人ーと表示された。
隼人はあたしの彼氏。一応。
隼人はクラスのムードメーカーで
いつもクラスを盛り上げてた。
顔はまぁまぁイケメンで
サッカーが大得意。
そのおかげで推薦入学をした。
《やっほー
入学式どうだった??》
必死なのかいちいちメールが来る。
あたしは返信をせずに
携帯を閉じ、また再び机に顔を伏せた。
「返信しないの?」
誰かに話しかけられた。
顔をあげるとそこには
かわいらしい女の子がいた。
赤みがかった肩までの髪を
派手なゴムで派手に2つぐくりをし
化粧をしてスカートも
かなり短かった。
「彼氏~??」
真実「うん」
「そっかぁ~♪♪
あたし島田由奈って名前^^
前の席だしよろしく♪」
真実「よろしく」
由奈「名前は~??」
真実「末永真実」