「…あ。」


うわっ…また出会っちゃったよ


どんだけこの人と縁があるんだろう??


そこにいたのはいっちゃんさんだった


「こ、んにちわ…?」


ん??

今はこんばんは、か?


「どうも。」


うわ―…

やっぱ感じ悪―い、こいつ



「あっ!!駄目っ」


お目当てのミルクティーに手を伸ばそうとしていたので、つい反射的にパシっと手を払ってしまった


「…何すんだよっ!!」


「あ、ごめんなさい…で、でもあたしだってミルクティー欲しいのっ!!」


そうよ、譲れないわ!!

このミルクティーじゃなきゃ嫌なのっ


「は?ミルクティーなら他に違うのいっぱいあんじゃん」


そ、そうだけど…


「でもあたしはこれがいいのっ、あんたこそ他のにしなさいよっ」

「俺だってこれがいいし」


うっ……


そう、きたか…



ムゥ―

しばらく睨み合い


「譲れ」

「やだっ!!」


絶対嫌っ!!


なんかこいつにだけは負けたくない!!