窓を開けたのは何日ぶりだろう…



いきなりアフリカに行くと言い出した父において行かれたのは3月。

この学校の校長は父と大学生時代の親友。


母が死んで以来、頼れる人がいなかったのだろう。



母は私の中1の時に亡くなった。


母が死んでから、私と父はよくイギリスまで凍った海を見に行った。




そこに見えるのは何処までも灰色に染まった景色―・・・





その場所はただ寒すぎるだけだった。







私の部屋は特別監督生の部屋。私がいつ貧血で倒れても、ということらしい。